エフェクターボードの中身を晒してみる
去年からサポートで参加しているCoccoカバーバンド「白いブーゲンビリア」では、コンポーネントのテレキャスとエフェクターボードのみ!という機動力重視の組み合わせでやってます。
というか、このバンドに関わってから一気に機材を集め始めました…笑
当初はIbanez RGか70年代のGrecoレスポールしか持ってなくて、SSHレイアウトのRGで何とか音作りしてましたが、前々から興味のあったテレキャスを知人のクラフトマンに(多少そそのかされ)組み上げてもらい、昨年末からはこの手のバンドで使うようになりました。
テレキャスの製作話はまた後日。
一方、ボードについてですが、以前からコンパクトはいくつか所有していたものの、Transientは5150に直挿しなので使う機会がないのと、コンパクトのみでなかなか思い通りの歪みが作れなくて使ってませんでした。
そんな中、このカバーバンド(通称白ブ)の相方ギタリストと仲良くなってからというもの、色々な機材を教えてもらい、オススメされたエフェクターを中心にどんどん買っていき…気づけば半年足らずで10万くらいつぎ込んでましたwww
実際、Coccoの楽曲を再現するには様々な音色が必要で、特に歪みについてはオーバードライブ、ディストーション、果ては意図的なハウリング・ブーストも求められていたので、ボードで完結するシステムは僕にとって必須でした。
結果として、様々な状況に対応できるボードを構築できたのでとても良かったなと思ってます。
…と、前置きはここまでにしておいて、肝心のボードはこちらです。
ボードの中身(2016.9現在)
接続順:
Input → Line6 G30 → Xotic RC Booster → OVD-1 CLONE(ハンドメイド製OVD-1クローン) → Xotic SL DRIVE → HOTONE SOUL PRESS → ONE CONTROL Minimal Series 1LoopBOX【ループ内SEND → ZOOM MS-50G → ループ内RETURN】→ Line6 ECHO PARK → MXR 10BAND EQ →Output
パッチケーブル:
FREE THE TONE CU-416ケーブル+George L'S 155 PLUG
パワーサプライ:
MXR M237 DC Brick
基本直列です。
ある程度信号劣化はあると思いますが、結構実用的なレベルです。
ちなみにパワーサプライもボード内に入っていますが、全然見えませんね。
実は、
ボード構築中の写真で分かりづらいですが、こんなところに隠れてます笑
丁度、10BAND EQの真下になりますが、スペース上の問題でここになりました。日頃触ることもないし。。
そして、10BAND EQを載せた状態で踏んでも大丈夫なように、パワーサプライを木枠でカバーしつつ、10BAND EQを固定する土台にしてます。
電源やシールドのノイズが乗らないよう気をつけてますが、ECHO PARKのノイズだけはどうしてもちょっと乗ります。。それでも使用上支障は無いです。
ボード構築の条件は「小さいボードサイズで音作りを完結」
ボードを組む時に、以下の条件を設けていました。
- 小さめのボードサイズで作る(KIKUTANIのEC-60サイズ)
- 電源はパワーサプライで一括管理し、エフェクター固有の電圧に対応
- ボードのみで音作りを完結(クリーン・歪み2~3つ・空間系etc)
という、わがままな仕様・・・苦笑
ここまで来ると、ループスイッチャーとか組んだりする人も出てくると思うのですが、絶対的にボードサイズが狭いのと、用途的に僕には合わなかったので断念しました。
スイッチャーってスイッチ数にもよりますが、予め呼び出す音色の組合せが決まっている人には向いてますが、片足もしくは両足操作でやれる範囲なら、直列でも割といけます。
もし、一気に3つ以上のスイッチを同時押ししないと切り替えられないようなケースがある人なら、やはりスイッチャーは便利ですけどね(あと、かっこいいし) 。
ちなみに、僕の場合はMS-50G内で複数エフェクトの組合せをプリセットしてアルファベット順に呼び出してます。
こうすると、エフェクトをバイパスしたり、目的の音色を選ぶのが難しくなるのですが、ONE CONTROLのループボックス内に組み込むことで簡単に解決できました。
我ながら手軽かつ安価に使いやすくできる方法を見つけたな〜と思ってますw
MS-50Gユーザーにめちゃオススメです。今度詳しく記事にしようかな。
そんなこんなで、ほぼ空きスペースが無いくらいパンパンに敷き詰められていますが、操作性は良いです。
一度、別の大きめのボードに入れることも試みたのですが・・・むしろ広くて踏みづらいと感じてしまいました。
僕の使い方が一般的ではないのかな・・・笑
エフェクター全部解説すると長くなるので、反響があればまた書いてみようと思います。
オーバーホール完了したJCM600
旧盆の前後くらいに入院していたJCM600がやっと退院。
オーバーホールだったものの、いくつかのジャック・ポット交換とパワー管交換のみで済んだ様子。思ったよりは安く上がってホッとしました笑
マスターボリュームが折れていたんですが、交換されて見事にピカピカに。
他のノブより輝きすぎて浮いています笑
ちなみにパワー管は純正と同じSvetlanaのEL34。
交換したのは多分Sロゴかな?元々の純正はSvetlanaの刻印が無いので見ても分かりづらいです。
とりあえずラボで軽く音出ししてみました。
あれ・・・?
めっちゃクリーンがよくなってる!!!笑
以前は力強さの欠片もなく萎れ気味な音だったんですが・・・Marshallのクリーンchってこんなに音良かったっけ??とびっくりしましたw
さすがにパワー管が新品だからハリがあるのかな?歪みにくいクリーンchなだけに、余計そう感じたのかもしれません。
歪みchについては以前同様よく歪むけど、オーバーホール前の不安定さはなくなりました。ホント安心した・・・。
しかし、なんだか歪み具合はまだ固さがあります。何だかしっくりしない。。
暫くは弾いて慣らし運転が必要かも。
も~ちょいしたらダイレクトプロファイリングも試してみようと思います。
何か音源アップしてみようかな。。
BOSS FC-50の再塗装とプチ改造
KEMPERの純正コントローラーは結構高いので、暫く購入はおあずけです・・・。
1つのリグ内で各ストンプを細かくアサインするにはやっぱり純正が必要なんですが、現状はパフォーマンスモードで各スロットに作りこんだリグを入れ、曲中に1スロット=1音色=1バンク単位で呼び出して対処しようかなっと。
スタジオでもそのやり方を試してみましたが、音切れに関してはバンク呼び出しでも支障は無いと判断しました。
ホントはアサイン出来たほうが、バンク数も無駄に増えなくて合理的ですけどね。
それで、今手元にあるMIDIコントローラーというと、このBOSS FC-50。
もう10年くらい前から持ってますが、色々とあって本体はかなりひどいサビ・・・ずっと放置してました。
うん・・・ごめん。
そのまま使うには厳しいので、本体のサビ落としと再塗装を実施することに。
ついでに、より使いやすくプチ改造してみました。
続きを読むJCM600のオーバーホール
KEMPER、買ってから1ヶ月程経ちました。
色々弄って、少しずつ使い方を把握してきたところです。
もーちょっとしたら備忘録兼ねた記事を書こうかなと思います。
さて、いくつかダイレクトプロファイリングも試しているところで、手持ちのアンプもやってみたりしたんですが、その中の一台が調子悪くなりました。
Marshall JCM600
まずは紹介を・・・w
1996~98年の間だけ売られていたちょっとレアなアンプです。
独立EQのクリーン・クランチ2ch仕様、リバーブも各ch装備、シリアル・パラレル接続可能なセンド・リターンも装備、更にはキャビネットシミュレートアウト可能なXLR出力ジャックも装備、という結構便利なアンプ。
僕のは50wコンボモデルですが、100wのコンボや50wヘッドタイプもあります(100wヘッドはあったかな?)。
ちなみに、僕はリバーブユニットを取り外して、ステップアップトランスを内部に設置して120Vまで上げてます。
音の方向的には、JCM900ほどではないけどよく歪むハイゲイン寄り、でもコシというか太さのある音という感じ。
個人的にはJCM800と900の間、いいとこ取りな印象です。
JCM900系は歪み単体ではいい音だけど、マスターVolが無かったり、歪み過ぎたりとやや使いづらい印象があるけれど、このアンプはかなり歪ませてもお利口な音で、非常に扱いやすいです。
うまく作ればメタルな音もバッチリいけるし、クランチ・オーバードライブも気持よく出せます。
大学3年くらいの時に購入して、ライブで結構使ったものの、余り使わなくなったのか、音の好みが変わったのかで一度手放してしまいました。
後に5150をスタックセットで使うようになったのですが、後々になってあのMarshallの音が欲しいなと・・・丁度そういうバンドをやりだしたってのもありました。
そしたら、何と近場の質屋で見つけて。
よーく見てみると、、、自分が手放した600そのものだったのです。
運命の再会w
これはちゃんと使ってあげなくてはな。と思い、再度購入ww
それ以降ずっと使ってます。
(再購入後、とある盗難事件に巻き込まれて某中古店にて売り出されていたり、色々と苦難を乗り越えて今も隣におりますw)
割とレコーディングでも重宝してて、Transientの最初のデモ音源はこのアンプのキャビシミュアウト経由で録りました。
5150とは違って、ハイゲインだけど暖かみのある「これぞMarshall!」て音がホント好きです。
今回はパワー管がとうとう1本付かなくなってて、そろそろメンテしてあげないとな、と。
しかも、以前からマスターVolのノブが折れてしまってるので、それも一緒に治すつもりです。
いつもお世話になっている某店へ持って行き、しばらく入院しました。
今回は流石にバイアス調整も必要なんで、ちゃんとやってもらわねば。
パーツ代・メンテ入れると怖い・・・とりあえず連絡待ちですな。
KEMPER、買いました。
前回の記事で長々と語ったKEMPERですが、後日つい購入してしまいました・・・w
うちに届いた翌日に開封したKEMPERちゃん。定番のBLACK。
凛々しい。
正直、購入時期は少し先になるかもな・・・と思ってたんですが、モチベを上げたいってのと、ある程度触ってじっくり音作りしなくちゃ現場に持っていけないなと思ったので・・・・まあ勢いです。
というのが半分で、本音は楽天ポイントがめちゃくちゃ付くタイミングで安く出ていたので、「これは・・・買うなら今でしょ!」と、半ば飛びついた感がありますww
細かいことは開封の儀の記事でも書こうかなと。
KEMPERはユーザー登録なども必要になるので、その辺もまとめ記事書こうと思ってます。。
Kemperの音を5150実機と比較してみた
最近になって、Transientの今後のツアー時に使えるアンプ機材を調達したいな・・・と考えるように。
当初は、Peripheryとか今剛とか国内外ジャンル問わずみんな使ってる Fractal Audio SystemsのAxe-FxII XL+かなと安直に考えてました。。
相当ネットで調べてみたけど、ツアーに持って行くには辛い・・・かといって、一番便利そうなフロアタイプのAX8は音切れが若干ありそうなのとアンプタイプが1個しか使えない様子ってのでアウト。
そんなこんなで悩んでたら、友人からKemperはどうなのよ?と。
そういやあったな。。。で、試しに調べてみると、なんと去年対バンしたUNEARTHのKenがプロファイリングしている動画があった!ww
つーか、他の動画も見てると、UNEARTHはギター2人とも使ってるのね。全然わからんかった。。沖縄でのライブ時にもモデリングアンプらしきものは使ってる様子だったが、それはAxe-Fxのほうだと思ってたんだが・・・Kemperだったのかよw
そこから気になりだして一気にレビューとか見ていくとドハマリし、試奏したくなったという・・・。
正直、Axe-Fxよりも現実的なお値段な(日本円で10~15万くらい値段差ある)ので、検討余地もあるかなと。
そこで、とある筋からKemperをお借りすることができたので、ラボにて音作りをやってみた。
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