【MY NEW GEAR】JIL-ASH-DE664-M
前回記事でもちらっと見えていたんですが、新しいギターを買いました。
FujigenのJIL-ASH-DE664-Mです。
イリアドという名前です。イリアドたん。
色はTransparent White Flatといって、杢目が見えるシースルーの青みがかった白です(写真🤳じゃ分かりにくい)
基本スペックは以下の通りです。
Spec(Default)
- ボディ アッシュ
- ネック メイプル(Uシェイプ)
- フィンガーボード メイプル(250mmR)
- スケール 26.14インチ(664mm)
- フレット 24F(C.F.S.)
- チューナー GOTOH SG381-07(マグナムロック)
- ピックアップ フロント:EMG 81TW リア:EMG 85
- 重量 3.2kg
購入後のレビューと、その後のMOD状況をまとめてみました。
ボディ・ネック
ボディはライトアッシュ、ネックはメイプルとバキバキ骨太な音ですが、歪みだけでなくクリーンでもくっきりとした輪郭が出てて好みです。
664mm(約26.14インチ)という、6弦ギターとしては長いスケールによってダウンチューニングに特化したギアとなっています。
僕の場合、手持ちのIbanez RG7CSD2も27インチあるし、あまり違和感はなかったです。
ネック形状はUシェイプ。太すぎず細すぎずといった具合で、これでダウンチューニングに特化していることを考えるとかなりの弾きやすさを感じました。
C.F.S.(サークル・フレッティング・システム)の効果か、ハイフレットでのコードワークもきっちりピッチが合うのが気持ちいいですね。
そして、手持ちのテレキャスがテレの中でも弾きやすい薄さであることも改めて実感しました。
ちなみに、使用している弦はGHSのS1254。
沖縄では手に入らないどころか、ネットでもなかなか見つからないこのゲージ。
Music Lifeという通販サイトにて取り扱いされているので利用しています。
こちらで作られているオリジナルのピックも安くて良いですよ。
一番の決め手はボディの軽さ
何よりすごいのは、この仕様で重さがたった3.2kgしかないこと。
今回、このイリアドを選んだ一番大きな条件でもあります。
僕の場合は首のヘルニア持ちなので、3キロ後半〜4キロ台のギターは30分弾くのもかなり辛いという事情があります。
それもあって、今は現場からリタイアした重いギターもあったりするくらいです。
普通、同じモデルでも個体差は必ずあるんですが、フジゲンカスタムハウスの直販では個体別に重量を表記しているので、特に軽いこの一本を選んでみました。
ヘッド周り(ペグ)
この手の形状のギターにありがちな問題として、ヘッド落ちがあると思います。
実際にストラップを付けて持ってみたところ、ほんの少し落ちましたが、対策としてコットン製のストラップに換えたら、ほぼズレなくなりました。
Planet Waves by D'Addario プラネットウェーブス ギターストラップ 50CT00 Cotton/Black 【国内正規品】
- 出版社/メーカー: PLANET WAVES
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ペグはGOTOHのマグナムロックですね。
はじめはロックペグが嫌だったので(昔、ロックペグにしたらペグ上のネジを締めすぎてナメたことと、単にヘッドが重くなるなという思い込みw)、通常のペグに変えたりもしたんですが、ヘッドの角度がロックペグ前提で作られていることと、ローチューニングの安定性もロックペグに軍配が上がると判断し、結局戻すことにしました。
ロックペグと通常ペグを付け替えての比較ですが、、、ヘッド落ち・重量共にあんまり変わりませんでした(笑)。
ピックアップをEMGからパッシブに交換
元々入っているPUはEMG 81TW&85のメタラー定番な組み合わせで、81TWはコイルタップ可能なのでより綺麗なシングルトーンが出せました。。
しかし、アクティブ特有の音色がなかなか気に入らないことと、購入する少し前にINHALEのはっしんさんがメインギター(彼もFujigenユーザー)のPUをパッシブに交換された話をお聞きし、去年5月に大阪にあるはっしんさんのマスタリングスタジオ GALAXY BLAST MASTERINGを訪問させて頂いた際に、幸運にも実際に試奏させてもらえたのがきっかけで、このギターもパッシブに変えちゃいました。
交換したのは、フロントがダンカンのSH-3(Stag Mag)、リアがはっしんさんと同じダンカンのTB-16(59/Costom Hybrid)です。
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59/Costom Hybridは嫌なコンプレッション感が無く、リフを弾いてる時のバイト感がハンパなく気持ちいいです。
対して、フロントのSH-3は完全にテレキャスの影響で、なるべくシングルに近い音の出せるハムということで選んでみました。
参考になったのはこの動画。
動画ではどちらかというとハムバッカー色が強いんですが、弾き手のニュアンスがよく出ていてハムとしても使えそうでした。
実際に載せてタップで弾いてみたところ、かなり…というか思い切りシングルのニュアンスでした笑
そもそも、構造が通常のハムより強力なタイプで、タップ時にシングル程度の出力になるよう設計されてるんだとか。。
まあ、それでもハム状態よりは出力低いんですが、許容範囲です。
特に、フロントタップでクリーンを弾いた時の「らしさ」は結構好みです。
総評
6弦でドロップC以下のダウンチューニング用途なら、このイリアドは最高にお勧めできるギターです!
コストパフォーマンスの良さもさることながら、15~20万オーバーでもこのようなスペックの6弦モデルがあまり無いという価値も高いのではないかと。
僕の場合はパッシブPU換装とか音質面のMODはありますが、素性の良いギターには違い無いです。
実は購入したのは去年の6〜7月ごろ。もう1年近いんですが、大分慣れて来ました………が、今も少し気になる点が一つだけ。
ボディバックのコンター加工には満足しているものの、ボディトップの膝の当たるトップもストラトやRGのように丸く仕上げてもらいたかったな、、と少しばかり思っています。
見た目こそテレキャスター寄りですが、色々とテレを逸脱しているモデルだし、メタルハードコアなどのエクストリームミュージックに対応するなら、この辺りの処理でプレイアビリティは相当変わるのではないかと。
Aimlessをやるにあたって、大分悩んだ末に購入しましたが、かなり満足しています。
以前から憧れだったFujigenユーザーになれたのも嬉しいけど、カスタムハウスのメンテナンスの対応などもしっかりしてて好感です。
今後もガシガシ弾いていきます!
次回の記事では、もう1年近く前になりましたが、Cainoの豊さんとKemper勉強会と題してプロファイリングを行った内容を書こうと思います。